【英単語の覚え方】使える単語力が身につく3つのコツを解説!【覚えられない人必見】
こんにちは、よけです。
本記事では、英単語の覚え方について解説しています。
英単語を覚えるのが苦手です。
また、せっかく覚えた英単語でも、リスニングでは聞き取れなかったりします。
どの様に英単語を覚えればいいか教えてください。
以上のような、英単語の覚え方に関する悩みについて答えていきます。
英単語って覚えてもすぐに忘れてしまって、覚えるのに苦労しますよね。
また、意味を知っている英単語でも、リスニングでは聞き取れなかったりすることもあります。
かくいう私も、かつてはこの様な悩みを持っていました。
しかし、今では本当に使える英単語力を身につけ、英検1級にも合格することができました。
本日は、本当に使える英単語力を身に付けるための3つのコツを解説します。
3つのコツとは次のとおりです。
✅ 英単語の覚え方:3つのコツ
①効果的に復習する
②声に出して覚える
③例文も覚える
英単語を覚えられない人、使える語彙力を身につけたい人には必見の内容となっていますので、是非ご覧ください。
英単語の覚え方のコツ①:効果的に復習する
英単語は、覚えてもすぐに忘れてしまいます。
英単語を忘れない様にするには、効果的に復習をすることです。
英単語を覚えられない理由、効果的な復習タイミング、私の復習の仕方の順に解説していきます。
英単語を覚えられない理由
英単語を覚えられない理由は、人間の脳の仕組みにあります。
人間の脳は、覚えたことをすぐに忘れる様に設計されています。
下の折れ線グラフは、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが発表したエビングハウスの忘却曲線です。
【エビングハウスの忘却曲線】
・縦軸:節約率 (記憶を100%に戻すのに節約できた時間)※
・横軸:経過時間
※節約率とは、一度覚えた知識を再び覚える際に、どれだけの時間を節約できたかを表しています。
例えば、英単語を100個覚えるのに100分かかったとします。
100個を覚え終わってから20分後に覚え直すと、最初にかかった時間の58%を節約できます(100分✖️58%=58分)。
つまり、42分で暗記できるということです。
この節約率は、時間の経過とともに下がっていきます。
経過時間 | 節約率 |
20分後 | 58% |
1日後 | 34% |
1ヶ月後 | 21% |
1ヶ月も経つと節約率は21%まで下がっており、ほとんど1から覚え直しになってしまいます。
つまり、1ヶ月後には、ほとんどの記憶が残っていません。
効果的な復習タイミング
前述の通り、人間の脳は一度記憶したことでも1ヶ月あけて復習すると、ほとんど1から覚え直しになってしまいます。
つまり、復習までに1ヶ月もあけてしまうと、非常に効率が悪いということです。
それでは、効果的な復習のタイミングとはいつでしょうか。
下のグラフは、カナダのウォータールー大学の研究結果です。
【ウォータールー大学:忘却曲線】
・縦軸:覚えている割合
・横軸:経過時間
青い線は、初日に覚えて復習しなかった場合の覚えている割合です。
1ヶ月後には、ほとんどの内容を忘れてしまっています。
赤い線は、初日に覚えて、2日目、1週間後、1ヶ月後に復習した場合の覚えている割合です。
・2日目に1回目の復習:記憶を100%に戻すのに10分
・1週間後に2回目の復習:記憶を100%に戻すのに5分
・1ヶ月後に3回目の復習:記憶を100%に戻すのに2分〜4分
復習を繰り返すことで、記憶を100%に戻す時間が減少しています。
この実験結果によると、最適な復習タイミングは、覚えた次の日、1週間後、1ヶ月後です。
✅ 効果的な復習タイミング
・翌日
・1週間後
・1ヶ月後
英単語もこの効果的な復習タイミングで復習すると効率がいいよ!
そして、この様に復習を繰り返すことで、すぐに忘れてしまう短期記憶から、忘れづらい長期記憶へと変化していきます。
私の復習の仕方
私の場合はアレンジして、下記のように英単語を復習していました。
日数 | やること |
初日 | 英単語を覚える |
2日目〜6日目 | 前日の復習と、その日の英単語の暗記 |
1週間後 | 1週間で覚えた英単語の小テスト |
1ヶ月後 | 1ヶ月で覚えた英単語の総復習 |
アレンジしていた理由は、この方法が自分にとって勉強しやすかったからです。
基本は、昨日覚えた英単語の復習と、その日に覚える英単語の暗記です。
1週間経つと(私にとっては日曜日でした)、1週間で覚えた英単語の小テストを行います。
1ヶ月経つと、その月に覚えた英単語の総復習を行います。
この復習の方法が私にとってはしっくりきました。
自分が勉強しやすいようにアレンジして良いと思います。
英単語の暗記の定着率は、下の要素でも左右されます。
・難しい意味の英単語かどうか
・過去に聞いたことがある英単語かどうか
・スペルが長いか短いか
効果的な復習タイミングを基本としながらも、英単語の難易度、記憶の定着率、勉強のしやすさなどを考えて、自分なりにアレンジしてみて下さい。
ちょっとしたコツ①:テキストの上部に覚えた日を記入
上の写真は、私が英単語を覚えていた際のテキストです。
テキストの上部に覚えた日を記入して、前回覚えた日を分かるようにしていました。
前回覚えた日と復習タイミングの間隔が空き過ぎないように注意していました。
ちょっとしたコツ②:どうしても覚えられない単語はノートに書き出す
どうしても覚えられない英単語は、ピックアップしてノートにまとめて、集中的に覚える日を作っていました。
使うノートはA5などの大きいものがおすすめです。
大きいノートに大きい字で書かれている方が単語を暗記しやすいように感じます。
※私はKOKUYOのCampus(S5 方眼罫 5mm ✖️ 40枚)を使っていました。
英単語の覚え方のコツ②:声に出して覚える
英単語は、声に出して覚えることが重要です。
理由は次のとおりです。
・声に出して実際の発音を理解していないとリスニングで聞き取れない
・発音できる様にしておくことで英会話でも使える様になる
私は学生時代、発音を無視して単語の意味だけを丸暗記した結果、下記の様な弊害がありました。
・Readingは出来るが、Listeningは出来ない
・簡単な単語の発音も分からず、全く話せない
単語の意味だけでなく、発音も合わせて覚えておけばよかったと本当に後悔しました。
後で後悔しないために、発音も合わせて覚えよう!
音声つきの英単語のテキストを買って、音声を聞いて発音しながら覚えていくのがおすすめです。
※英語の発音自体が苦手な人は、発音の練習方法を下の記事で解説していますので、参考にしてください。
英単語の覚え方のコツ③:例文も覚える
英単語は例文も覚えて、文の中での単語の使われ方を理解することが重要です。
例文も合わせて覚えることの利点は次のとおりです。
・イメージが湧くので、単語の意味を覚えやすい
・実際の使われ方を理解できるので、英作文や英会話でも使える様になる
英単語の意味だけを丸暗記しても、Readingはかろうじて出来ます。
しかし、WritingやSpeakingをする場合、意味だけを丸暗記した単語は全く使えません。
特に動詞やイディオムは、文の中での使われ方を理解していないと、Writing/Speakingの場面では全く使えません。
例えば、頻出動詞の「take」を例に取ってみましょう。
takeの原義は【触れる、つかむ、とらえる】ですが、
・It takes 30 minutes by car from my home to the office.
(私の家から職場まで車で30分かかります。)
このtakeは「時間がかかる」という意味です。
「take = 持って行く」と覚えているだけでは、この様な文を理解できません。
また、「take = 時間がかかる」という意味だけを丸暗記していたとしても、実際にどの様に使うかを理解していないので、上の様な文を書いたり話したりすることはできません。
英単語は意味だけを丸暗記するのではなく、たくさんの例文に触れて、文の中での使われ方を理解していきましょう。
例文の中で単語を覚えることで、少しずつ本当に使える英単語力が身につくよ!
使えない単語を大量に覚えるより、本当に使える英単語を少しずつ身につける方がはるかに効果的です。
英単語のおすすめテキスト
英単語のテキストを選ぶ際には、次の点に注意して選んで下さい。
【テキスト選びの際に見る点】
・例文が載っていること
・発音記号が載っていること
・音声がついていること
個人的には上記に加えて、大きい字のテキストが好みです。
字が小さいと、覚えにくい感覚があります。
私が使ってきた中で良かったテキストを3つ紹介します。
①Duo3.0:高校生〜社会人におすすめ
Duo3.0は英単語を例文の中で覚えられる形式になっており、個人的には最もおすすめのテキストです。
内容は高校生以上なので、高校生〜社会人におすすめです。
特に社会人の方は、英単語のテキストに迷ったら、まずはDuo3.0から取り組めば間違いありませんよ。
テキストとCDは別売りです。下にAmazonリンクをつけておきます。
》Amazonリンク:Duo 3.0 テキスト
》Amazonリンク:Duo 3.0 CD復習用
Duo3.0のCDは別売りだけど、CDもあわせて買うのがおすすめ!
※上のリンクの「復習用」のCDは、覚える英単語を組み合わせた例文のみがナチュラルスピードで読まれるものです。
「復習用」とは別に「基礎用」というCDも発売されています。
「基礎用」のCDは、例文の和訳→例文の英語(スロー)→単語→例文の英語(ナチュラルスピード)の順で収録されています。
》Amazonリンク:Duo 3.0 CD基礎用
個人的には、「復習用」のCDの方がスピーディーに学習できるので好みです。
②キクタンシリーズ
キクタンシリーズは、英検◯級用、TOEIC用など目的別にたくさん発売されています。
【キクタンシリーズのおすすめポイント】
・テキストが見やすい
・例文やPhraseが充実している
私は英検1級受験時、「キクタン英検1級」で単語を強化しました。
キクタンのおかげで、効率よく英検1級レベルの単語を覚えることができ、無事合格できました。
③金フレ:TOEIC対策におすすめ
「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」、略して「金フレ」はTOEICの単語対策のバイブル的存在です。
TOEICで出題される英単語には、ある一定の傾向があります。
金フレのテキストの作り自体は好きではありませんが、TOEICの頻出単語は確実におさえられています。
TOEICの単語対策としては、この金フレと公式問題集だけで900点くらいは取れると思います。
》Amazonリンク:TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
CDはついていないけど、インターネットから無料で音声をダウンロードできるよ!
まとめ
本日は英単語の覚え方について解説しました。
本日のまとめです。
英単語の覚え方の3つのコツは、次のとおりです。
✅ 英単語の覚え方:3つのコツ
①効果的に復習する
②声に出して覚える
③例文も覚える
英単語を効率よく覚える為には、復習タイミングが重要です。
効果的な復習タイミングは次のとおりです。
✅ 効果的な復習タイミング
・翌日
・1週間後
・1ヶ月後
※以降、1ヶ月ごとを目安に、覚えられるまで復習
テキストの上部などに復習した日を記入しておくと、前回復習した日が簡単に分かって、おすすめです。
どうしても覚えられない英単語は、ピックアップしてノートにまとめて、集中的に覚えましょう。
本日紹介した英単語の覚え方をもとに、本当に使える単語力を少しずつ身につけていこう!
本日は以上です。
テキストでの英単語暗記と合わせて、辞書アプリで日常的に分からない英単語を調べて覚えていくことも語彙力アップには有効です。
英和・和英の辞書アプリについては、下の記事で解説しています。
英単語と並んで、文法・発音が英語の基礎です。
文法の学習方法は下の記事で解説しています。
初心者向けの英語の発音の練習方法については下の記事で解説しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!